
アイメイト歩行にもチャレンジするそう。どんなことを学ぶのか楽しみです!
アイメイトに好奇心いっぱいの小学生たち
参加したのは埼玉県川口市で開催された「夏休みこどもボランティアさろん」。こどもたちがさまざまなボランティア体験をするプログラムのひとつとして「探してみよう!自分にできること~盲導犬やゲームを通して~」が行われました。協会のスタッフと一緒に、アイメイトのことや目が見えない人たちのことについて、クイズやロールプレイング、体験歩行などをまじえながら楽しく学ぶ内容です。
今回、参加していたのは16名の小学生。低学年の小さなお子さんもたくさんいます。会場にはいると、すぐに2頭のアイメイトがいることに気づいて興味津々の様子!
このプログラムの開催に協力している「川口モーニングロータリークラブ」は、もう30年以上もアイメイト協会を応援しているんですって!
〇×クイズに「どっちだろう・・・!?」
プログラムのスタートは、楽しい「〇×クイズ」から! どのくらいアイメイトについて知っているのかな? 協会スタッフが1問目の「アイメイトは犬が道を覚えて案内する」を読み上げると、ほとんどのこどもたちが、すぐに「〇」に元気よく手を挙げました。「×」を選んだのは2人だけ。では、正解は…?
協会スタッフが「答えは×です。〇だと思っている人が多いのですが、犬が目的地までの道を覚えて案内するのではなく、使用者さんが一つひとつ道順を指示しているんですよ」と話すと、「そうなんだあ!」とびっくり。
ほかにも、「目の見えない人は盲導犬がいないと歩けない」「信号を犬が判断できる」などの問題が続き、「えー、どっちだろう?」と悩みながら答えていました。

目の前で声符を使った訓練の様子も紹介
そのあとはアイメイト協会のDVDも鑑賞。アイメイト使用者さんの経験談も紹介しながら、目の見えない人にとって自由に外を歩けないことが大きな問題であること、アイメイト協会の歴史や事業について学びます。
アイメイトの訓練についての説明では、目の前で協会スタッフが実際にアイメイトに「声符」を使った指示をやってみせます。声符とは、アイメイトへの指示に使う言葉のこと。「カム」(来て)、「スィット」(座って)、「ウェイト」(待って)など、まずは基本的な声符を使い、アイメイトに指示を出していきます。

そんなアイメイトの動きを、机から身を乗り出すように見つめるこどもたちの目は真剣そのもの。「ダウン」(ふせて)の指示にアイメイトがすぐにふせると、「わあ!」と声があがりました。
皆さん、きちんとお話を聞いている姿が印象的でした! 休憩時間になるとアイメイトの周りに集まって、「犬種はなに?」「私も犬を飼っているの!」と協会スタッフとのおしゃべりで盛り上がっていましたよ
ドキドキしながらの誘導ロールプレイ
続いては、実際に一緒に参加しての「誘導ロールプレイ」です。街なかで目の見えない人に出会ったときにどのように声をかけたらいいのか、また、案内を頼まれたときのポイントを実践しながら学んでいきます。
「もし、目の見えない人がいたら、『こんにちは、何かお手伝いできることはありますか?』と声をかけて、あなたがそこにいることを伝えてください。では、実際にやってみましょう!」。目の見えない人の役をする協会スタッフに声をかけたり、椅子のある場所まで誘導する練習をします。「やってみたい人は?」との協会スタッフの声に、「はいっ!!」と元気よく手を挙げる子もいれば、モジモジと照れくさそうにする子も。
「目の見えない人が白杖やアイメイトのハーネスを左手に握っているときは、右のほうから誘導してください。自分の左腕をつかんでもらうか、背が低い場合には肩に手を置いてもらうといいですよ」と教えられた通り、こどもたちはドキドキと緊張しながらも、一生懸命に誘導していました。
目の見えない人には「そこに椅子があります」と声で言うだけでは、椅子の場所や向きが伝わりません。「相手の手をとって、座面の位置や背もたれを触ってもらうとわかりやすいですよ」といったアドバイスに「そうかあ!」とうなずきます。また、物の位置や方向を時計の文字盤に見立てて説明する方法(クロックポジション)にも全員で挑戦しました。

「目の見えない人の大変な思いがわかった」
いよいよ楽しみにしていたアイメイトとの体験歩行です。会場には椅子とひもでつくったコースが準備されています。倒した椅子の障害物をよけながら、アイメイトと一緒にうまく歩くことができるでしょうか?
歩行のポイントを教わったあとは、一人ずつ目かくしをして、アイメイトのハーネスを握り、「ゴー(前へ進んで)」の声符をかけて歩き始めます。楽しそうにニコニコしながら歩いている子がいたり、見えないことに少し不安な様子の子もいたり・・・。そんな様子を、後ろから協会スタッフが見守りながら歩きます。

コースを歩き終えると、「思ったより早かった!」「ぶつからないかと心配だった」と興奮した様子。「目の見えない人が大変な思いをしているのがわかった」「障害物もちゃんとアイメイトがよけてくれてすごい」「見えないと歩くのが難しい」といった感想がありました。
最後の質疑応答ではたくさんの質問が出てきて、「もっと知りたい!」という気持ちが伝わってきます。そうして、プログラムはわいわいと盛り上がった雰囲気のなかで終了しました。
ロールプレイングやアイメイトとの歩行なども体験して、きっとたくさんの学びや発見があったはず。これから街なかで目の見えない人を見かけたときには、自信をもってお手伝いできそうですね!

2026年10月24日公開








