アイメイトとは?

盲導犬という言葉からは、「利口な犬が人を導いている」という印象を受けてしまいがちです。しかし、実際のアイメイト歩行では、犬は十分に歩行指導を受けた視覚障害者からの指示を受け、それに従って誘導します。「アイメイト」とは当協会出身の盲導犬の呼称で、「私の愛する目の仲間」という意味が込められています。

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事業活動情報リンク集

当協会は、自立した自由な歩行を通して視覚障害者の社会参加を促進し、もって視覚障害者福祉の増進に寄与することを目的として活動しています。

あれから何年?

2024年に周年を迎える歴史・変遷をピックアップしました。

  • 日本の実業家が訓練された盲導犬をドイツより輸入し、日本で初めて視覚障害者が盲導犬と歩いてから85年
  • アイメイト(盲導犬)の訓練法が確立されてから75年
  • 東京都の盲導犬育成事業の委託開始から55年
  • 航空三社が航空利用時の盲導犬の口輪装着条項を撤廃してから40年
  • 「東京盲導犬協会」から「アイメイト協会」へ名称を変更してから35年

<年表>アイメイト協会の歩みとアイメイト(盲導犬)に関連する事項(PDFファイル)

写真・映像リンク集

当協会の公式ホームページや公式SNSにて掲載している写真・映像以外にも撮影者や撮影対象者に許可を得た写真や映像がありますので、お気軽にご相談ください。

ご確認のお願い 〜共通項目〜

取材内容にかかわらず、お問い合わせの前にご確認いただきたい共通項目です。あらかじめご一読のほどよろしくお願いいたします。

  • 取材・撮影にあたっては、当協会の福祉事業としての活動や理念をご理解いただきますようお願いいたします。
  • 当協会の福祉事業としての活動の観点から、盲導犬事業の普及や社会啓発、教育目的の取材・撮影に可能な限り対応しています。なお、企画内容によっては取材をお断りする場合がありますこと、ご了承ください。
  • 当協会施設にて一般の方を対象に「見学日」を設けております。「見学日」では当協会事業についての説明やアイメイト(盲導犬)体験歩行の他、視覚障害者の方へのサポート方法をお伝えしています。こちらの機会もぜひご活用ください。
    ※「見学日」の開催予定については、当協会ホームページ「アイメイト協会からのお知らせ」をご覧ください。
  • 取材をお申し込みいただく際、ご希望の内容や時期によって日程調整や対応に期間を要する場合があります。スケジュールに余裕をもってご相談ください。
  • 歩行指導(視覚障害者がアイメイト歩行を習得するための合宿訓練)に影響が出るような取材や撮影には対応いたしかねます。また、歩行指導中の視覚障害者への取材もお断りしています。
  • 当協会の施設外にて撮影される場合、撮影地となる施設や交通機関への取材申請は当協会では行いませんのでご了承ください。
  • アイメイト使用者や関係するボランティアの方々のプライバシーを守るため、アイメイト(盲導犬)やアイメイト候補犬をはじめ犬の名前は公開していません。名前が必要な場合は、当協会より指示した仮名をご使用ください。
  • 日本には盲導犬を育成する指定法人が当協会を含めて計11あります。各団体はそれぞれの理念・方針のもと独自に工夫しながら犬の訓練や視覚障害者への歩行指導を行っています。従って、当協会で説明する内容はあくまでも当協会のことであり、他の団体に関する説明ではないことをあらかじめご了承ください。

ご確認のお願い 〜取材内容別の項目〜

お問い合せの前にご確認いただきたい項目を取材内容別にまとめています。あらかじめご一読のほどよろしくお願いいたします。

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アイメイト(盲導犬)の訓練に関する取材

  • アイメイト候補犬の訓練は主に、学習する態度の基礎を育む「基礎訓練」と、ハーネスを装着して歩き、視覚障害者と歩く際に障害となるものや危険を知らせたり、回避できるようにする「誘導訓練」に分かれます。
  • 訓練では、「スィット(座れ)」「ダウン(伏せ)」「ゴー(進め)」「チェア(空席を探す)」など約30の指示を覚えます。
  • 全ての訓練が終わると、視覚障害者がアイメイトとの歩き方などを学ぶ「歩行指導」に入りますが、その前に担当職員が目隠しをして一般道を歩き、視覚障害者が安全に歩行できるかをテストします。
  • 候補犬の訓練は年間を通じて行っています。
  • ただし、夏季(7〜9月)は候補犬の健康を考慮し、基本的には早朝もしくは室内での取材となります。その他、荒天など屋外での撮影が難しい場合があります。スケジュールに余裕をもってご相談ください。
  • 訓練方法、声符(犬への指示の言葉)、訓練項目などは盲導犬育成団体によってことなります。そのため、あくまでも当協会に関する説明となります。
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アイメイト(盲導犬)使用者への取材

  • 当協会を卒業した現役のアイメイト使用者は全国に172人(2023年10月現在)います。ご依頼内容によっては何名か候補の方を挙げた上で、それぞれ個別に連絡を取る必要があります。スケジュールに余裕をもってご相談ください。
    ※使用者本人だけではなく、勤務先等の所属する組織へ確認(取材の可否)が必要な場合があります。
  • アイメイト使用者へのインタビュー記事を当協会ホームページにて掲載しています。詳細は「使用者インタビュー」をご覧ください。
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視覚障害者へのサポート・社会啓発に関する取材

  • 当協会では、視覚障害者への歩行指導やアイメイトの訓練だけでなく、視覚障害やアイメイトに関する啓発活動も行っています。
  • 視覚障害者への声掛けや誘導のロールプレイング、アイメイト体験歩行など、自治体や企業、団体の研修や教育機関等にて啓発活動を行っています。今後の啓発活動・イベントにつきましては「アイメイト協会からのお知らせ」をご確認ください。
  • 当協会ホームページでは、アイメイト使用者や視覚障害者に出会った際に、お手伝いする方法やポイントをご紹介しています。詳細は「アイメイト使用者に出会ったら」をご覧ください。
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国産盲導犬第1号育成や盲導犬の歴史に関する取材

  • 1957年に日本で初めて誕生した盲導犬は、盲学校教師の河相洌(かわい・きよし)氏のパートナー「チャンピイ」です。そのチャンピイに盲導犬の訓練を施し、河相氏への歩行指導を行ったのが、アイメイト協会を創設した塩屋賢一です。
  • 当協会では、国産盲導犬第1号育成の歴史だけでなく、盲導犬を伴った視覚障害者の公共交通や飲食店、宿泊施設の利用など、社会参加促進の歴史についても説明が可能です。お気軽にお問い合わせください。
  • 当協会ホームページでは、アイメイト(盲導犬)の歴史についても紹介しています。詳細は「アイメイト(盲導犬)の歴史」をご覧ください。
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アイメイト(盲導犬)の子犬や成長に関する取材

  • アイメイト候補犬は当協会で訓練を受け始める1歳2カ月頃まで、ボランティア家庭で暮らします。
  • 「繁殖奉仕」と呼ばれるボランティアのもとで誕生し生後2カ月まで過ごした後、「飼育奉仕」と呼ばれるボランティア家庭で約1年間、家族から愛情を受け、さまざまな経験をして育ちます。
  • 時期によっては取材をご希望の月齢の犬(子犬)がいない場合がありますので、スケジュールに余裕をもってご相談ください。また、希望される月齢の犬(子犬)の写真や動画を提供することも可能です。
  • ご依頼内容によっては複数のボランティアのご家庭を候補に挙げた上で、それぞれ個別に連絡を取る必要があります。スケジュールに余裕をもってご相談ください。
  • 「飼育奉仕」などボランティアの呼称や飼育方針につきましては、盲導犬育成団体によって異なります。そのため、あくまでも当協会に関する説明とさせていただきます。
  • アイメイトの一生の詳細は、「アイメイト・こどもサイト」の「もうどう犬の一生」をご覧ください。
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ボランティア活動(犬の飼育関連)に関する取材

  • 「繁殖奉仕」:母犬や父犬を預かるボランティア。母犬を預かる奉仕家庭では、出産と生後2カ月までの子育てをサポートします。
  • 「飼育奉仕」:生後2カ月から成犬になるまでの約1年間を大切な家族の一員として育てます。
  • 「不適格犬奉仕」:訓練の中でアイメイトに向かないと判断された犬を家族として迎えます。
  • 「リタイア犬奉仕」:アイメイトをリタイアした犬を家族として迎えます。
  • ご依頼内容によっては何名かの候補の方を挙げた上で、それぞれ個別に連絡を取る必要があります。スケジュールに余裕をもってご相談ください。
  • 「飼育奉仕」などボランティアの呼称や飼育方針につきましては、盲導犬育成団体によって異なります。そのため、あくまでも当協会に関する説明とさせていただきます。
  • 当協会ホームページでは、ボランティアへのインタビュー記事を掲載しています。詳細は「支援者インタビュー」からご覧ください。
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公認ボランティア団体「アイメイト後援会」への取材

  • アイメイト後援会は、アイメイトの育成と視覚障害者の自立を支援するアイメイト協会公認のボランティア団体です。
  • 主な活動内容として、募金活動、オリジナルグッズの企画・販売を通じたアイメイト育成資金の寄付、アイメイト協会やアイメイト協会同窓会(卒業生の会)の行事のお手伝い等を行っています。
  • ご依頼内容によってはアイメイト後援会員の方の調整が必要となります。スケジュールに余裕をもってご相談ください。
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当協会の事業全般、その他の取材

  • 当協会は日本初の国産盲導犬「チャンピイ」を育成した塩屋賢一が設立し、延べ1400組を超えるアイメイトペアを社会に送り出しています。
  • 塩屋賢一は、88年の生涯を通じて犬を愛し、視覚障害者の自立支援に力を注いだ「盲導犬の父」です。海外の先例にとらわれず、実際に愛犬「アスター」と一緒に目隠しをして街を歩き、体当たりで独自に盲導犬の育成法を生み出しました。研究を重ね技術を高めることによって、1957年に河相洌氏と「チャンピイ」の国産盲導犬第1号ペアを社会へ送り出しました。
  • その後、多くのアイメイト(盲導犬)使用者、支援者、当協会関係者らによってアイメイト(盲導犬)同伴での公共交通機関の利用など視覚障害者の社会参加促進の道が切り開かれました。詳細は当協会ホームページ内「アイメイト(盲導犬)の歴史」からご覧ください。
  • 当協会の歩みについては当協会ホームページ内「沿革」からご覧ください。
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写真や映像の使用をご希望の場合

  • 当協会の公式ホームページや公式SNSにて掲載している写真・映像以外にも撮影者や撮影対象者に許可を得た写真や映像がありますので、お気軽にご相談ください。
  • 写真・映像を使用される場合は、必ず当協会へお知らせください。なお、写真を使用される際、原則トリミングなどの加工は行わないようお願いいたします。
  • お申込みからお貸出しまでの手続きがございますので、早めにお知らせいただけますようお願いいたします。

お問い合わせ

取材に関するお問い合わせ・映像や画像のご利用や取材等をご希望の場合はこちらからご連絡ください。