ボランティアデーに参加

posted on 2010年10月16日

10月2日(土)は、プルデンシャル生命保険株式会社様のボランティアデーに参加しました。国内外の全ての支社で、毎年10月にボランティアデーを開催し、ボランティアへの意識やきっかけづくり・再認識の場として支社毎に工夫を凝らした内容で実施していらっしゃいます。社員の皆さまだけではなく、ご家族も参加されます。

当会は、視覚障害者にアイメイトとの歩行指導を行い、スピーディで安全な歩行を習得する為のお手伝いを使命としています。それによって、障害の有無に関わらず、自然にお互いが助け合える潤いのある社会づくりに少しでも貢献できればと考えています。
今回は、プルデンシャル様にもこの考え方に共感していただきました。
お一人お一人が漫然と参加するのではなく、上記のようなことを強く意識された上での開催であり、私共協会も含め、皆でつくりあげた1日でした。その点をご紹介したく、様子を報告致します。

今回の会場は、永田町のプルデンシャルタワーです。秋の空気が清々しい午前中、会場に到着しました。

部屋には、社員の方々やそのご家族が続々と集まられていました。総勢約45名です。
また、今回は代表取締役社長兼最高経営責任者であるジョン・ハンラハン氏が参加されました。

いろいろな年齢の方がいらっしゃる、和気藹々とした雰囲気の中、スタートです。
まずは、屋内での講義。ボランティアデーに参加_c0155446_1825110.jpg当協会概要・事業内容・歴史・視覚障害について・歩行方法の選択・アイメイト(当会出身の盲導犬)育成などについて、資料を使いながらお話させていただきました。
メモをとられたり、うなずいたり、親御さんが隣のお子さんに説明したりと、皆さんそれぞれ真剣な表情に聞いてくださいました。

ボランティアデーに参加_c0155446_1835767.jpgしかし、座っているばかりではありません。
実際に目が見えないというのはどういうことだろう、サポートが必要な場合、どのようにしたらその人にとってよいだろう?そのようなことを、体で感じて頂くロールプレイングの時間です。

ボランティアデーに参加_c0155446_185190.jpgまた、建物の外に移動してアイメイトとの体験歩行も実施しました。
アイマスクを着用し、肩の力を抜いてリラックス。ハーネスのハンドル部分を軽く握り、アイメイトと歩く第一歩を踏み出します。
「アイメイトと自分の間に隙間ができないように」、「力を抜いてみましょう」後ろから当会職員の歩行指導員が声をかけます。最初は恐る恐る歩いていた方も、最初から自然に歩けた方も、ゴールまで戻ってくると、皆さんそれぞれにお感じになることがあるようでした。

ボランティアデーに参加_c0155446_1861728.jpg質疑応答や感想を述べ合う時間も終わり、あっという間でした。
参加された方々からは、次のような沢山の感想をお聞かせ頂きました。
「有意義だった」
「新しいことを知って勉強になった」
「視覚障害者との接し方や盲導犬に関する情報について、自分が聞いたことあることと現状は随分違っているのだということに気がついた」
「お手伝いしたい気持ちがあっても何をすればいいのかわからなかったが、今日それを覚えた」
「視覚障害者との接し方を考えるきっかけになった」

「障害の有無に関係なく、それぞれの人が助けあうことが自然である社会に・・・」という共通の思いのもと、誰もが受け身ではなく積極的に参加するというとても意義深い会になりました。

皆さまどうもありがとうございました。

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