「アイメイト調査2019」の結果を公表しました
posted on 2019年3月27日
東京にも桜の便りが届きました。道行く人たちの歩みも、青空に映える花を仰ぎながら、心なしか少しゆったりしているようです。
さて、「障害者差別解消法」の施行(2016年4月1日)からもうすぐ丸3年を迎えようとしています。
アイメイト協会では、2016~2018年に実施した全国の現役アイメイト使用者を対象にしたアンケート調査を本年も実施し、その結果を本日公表しました。
調査結果からは、法律の施行から3年目にあたる2018年4月1日から2019年2月までの間に、アイメイト(盲導犬)を理由に「入店拒否」の被害に遭った人はいまだに全体の5割以上(45人、52.9%)にのぼり、依然として多くの使用者が差別被害に遭っている状況が確認されました。
障害者差別解消法の目指す目標である、お互いを尊重する共生社会の実現の達成度合いについても尋ねたところ、「さらなる取り組み」を求める声が8割近くになりました。
来年2020年に「東京オリパラ」を控え、「東京オリパラ」の観戦意向や、海外盲導犬使用者の受入準備についてどのように感じているのかについても多くの声が寄せられました。
今回の調査結果の公表により、共生社会へさらに一歩近付き、だれもが共に、より暮らしやすい社会に発展していくことを目指しています。
調査の詳細は、調査報告書をご参照ください。
【報道発表資料】「全国アイメイト(盲導犬)使用者へのアンケート調査2019」結果公表(PDF)
「全国アイメイト(盲導犬)使用者へのアンケート調査2019」報告書(PDF)