寄付・支援
視覚障害者の
自立した自由な歩行のために
視覚障害者の歩行を支えるアイメイト協会では、アイメイト(盲導犬)候補の子犬を生後2カ月から約1年間ほど預かり、愛情を込めて育てていただくボランティアを募集中です。
子犬(ラブラドール・レトリバー)の飼育奉仕を通じて当協会の事業を支援するパパママ活動について、「ご応募の条件」「飼育奉仕の流れ」「先輩パパママにインタビュー」などをご紹介します。
どうぞお気軽にお問合せください。
飼育奉仕とは
アイメイト(盲導犬)候補の子犬を生後2カ月から約1年間(多少の前後あり)預かり、愛情を込めて育てていただくボランティアです。犬種はラブラドール・レトリバーです。
ご応募の条件
まだ幼少期にある候補犬にたくさんの愛情を与えて、人間への信頼感を養うことが大切です。長時間にわたり家が無人になるのは望ましくなく、できれば複数の犬好きのご家族がいることが条件となります。なお冠婚葬祭などご家庭の事情により候補犬を預ける必要がある場合には当協会でお預かりしますのでご安心ください。
ご家庭の居住地域
候補犬をペットホテル等に預けることのないよう、必要に応じて一時的に当協会がお預かりしますが、その際は当協会まで送迎してくださるようお願いしています。送迎で合わせて2回の往復移動は遠距離だとご負担が大きいことも背景となり、飼育奉仕のご家庭の居住地域は関東・甲信地区が一般的です。しかしこれまでに岡山県・新潟県・山形県などのご家庭で立派に候補犬を育てていだたいた例もあります。
将来アイメイトになると屋内で飼い主と寝起きを共にするので、それに慣れる必要があります。また、候補犬が家族と密に交流できる環境で生活するために、他に犬や猫などを飼っていないことが望まれます。これは、候補犬に適切なしつけをするにあたっても助けになります。
候補犬ならではの決まりごと(フードの種類の指定、いくつかの禁止事項など)があり、誓約書の提出をお願いしています。その内容をご理解の上、決まりを守っていただくことがアイメイト育成にとって大切なことです。
費用について
1一般的な範囲の飼育費用
ハウスや引き紐など候補犬の生活に必要な設備や道具類、食費(フード代)、予防注射(混合ワクチンと狂犬病予防注射)、通常の医療費など、一般的な飼育費用はご負担をお願いしています。
2一般的な範囲を超える支出
特別な医療費用などが必要となる場合はその負担についてご相談となります。
3日常生活賠償責任保険(個人賠償責任保険)の保険料
日常生活賠償責任保険特約の保険料は当協会が負担いたします。ただし保険会社と単体で契約できない種類の保険ですので、別に自動車保険・火災保険・障害保険などに加入していて、その特約として加入していただくことが飼育奉仕の条件となります。
飼育奉仕の流れ
下のお問合せボタンあるいはお電話でアイメイト協会にご連絡いただき資料を請求。資料をよく読んだうえで同封の申込書を使って飼育奉仕の申し込みをします。(郵送またはファックスで協会まで送付)
資料の内容や飼育奉仕についての不明点、疑問点がある場合は事前に協会までお問い合わせください。
協会で申込書を受領しますと、飼育奉仕を希望してくださっている方のリストにお名前を登録し、協会からその旨お電話でご連絡しています。日・祝を含めず3営業日を過ぎても協会から連絡が無い場合はお知らせいただけるようお願いいたします。
子犬が誕生しましたら、申込者の方に順番にご連絡します。ご連絡差し上げた時期にお預かりいただけるかどうか、子犬をお連れする日時のご相談などをします。基本的にはお連れする1か月前にはご連絡をします。
お引き受けいただける場合は飼育に関する具体的な資料(しつけの本など)と誓約書をお送りします。お目通しのうえ、不明点などありましたら事前にお問い合わせください。誓約書は子犬の受け入れまでに同封の返信用封筒にてご返送いただきます。また、この期間に犬の飼育に必要となるものを揃えていただけるようお願いしています。ご用意いただきたいものは、犬の寝床やお留守番の場所となるハウス(バリケンネルなど)、水飲み用の食器、フード用の食器、引き紐(首につけるチェーンカラーは協会でお貸出しします)、トイレ用の吸水シート(トイレの場所を室内にする場合)などです。
3で決めた日時に、協会職員が子犬を連れてご自宅に伺います。子犬に面会する前に、飼育上の注意点などをお伝えしますので、できる限りご家族皆さまで聞いていただけるようお願いいたします。約1年間、ご家族の一員として愛情をこめて育てていただきます。(飼育奉仕期間中も犬の所有はアイメイト協会であり、飼育奉仕の皆さまにはアイメイト候補犬をお預かりいただく、ということになります)
飼育期間中の疑問点やお困りのことはいつでも協会にご相談くださるようお願いいたします。お電話での対応が難しそうな場合は、職員がご自宅に伺ったり協会にお越しいただいたりして、お困りの点の解決方法を直接お伝えしています。
状況により多少の前後はありますが、飼育奉仕終了時期の約1カ月前にハガキでご連絡のうえ、お電話を差し上げます。協会よりお迎えにあがる日時のご相談をします。
7で決めた日時に協会職員がご自宅にお迎えにあがります。ご希望によって、協会までお連れいただく選択をされる方もいらっしゃいます。
候補犬のその後について
候補犬が協会に戻った後は、約1カ月の間に獣医師による健康チェック、歩行指導員が犬との関係をつくる中で性格や性質の観察を行います。そして徐々に訓練を始めていきます。訓練期間は約4カ月。その間にアイメイトに向いているかどうかの適性も確認し、アイメイトには向かないという判断をする場合もあります。一通りの訓練をしたところで、「この部分はもう少し訓練したい」「ここをもう少し練習すればアイメイトとして活躍できそうだ」という場合にはもう1クール訓練を継続することもあります。アイメイトになる場合もならない場合も、飼育奉仕のご家庭にお知らせのお電話を差し上げます。アイメイトにならない場合は、不適格犬奉仕(アイメイトにならなかった犬をお引き取りいただくボランティア)の申し込みをしているご家庭に、家庭犬として迎え入れていただきます。
先輩パパママにインタビュー!
斉藤裕見子さん (飼育奉仕・不適格犬奉仕)
支援者インタビュー 2019年2月19日公開
アイメイト協会の事業は、たくさんのボランティアの方に支えられています。今回お話を伺ったのは、千葉県にお住いの斉藤裕見子さん。子犬を約1年間預かる飼育奉仕をした後、現在は不適格犬を1頭、飼育してくださっています。詳しくはこちら
お問い合わせはどうぞお気軽に!