1957年の歩行指導
日本で初めて行われた歩行指導の様子は、当時のプロカメラマンらの手により記録されています。
とはいえ、今日まで良好な状態で保存されている写真は多くはなく、ここで紹介するカットはいずれも貴重な歴史的資料となっています。
アイメイト協会創設者にして日本で初めて盲導犬の育成に成功した塩屋賢一が、盲学校教師の河相洌(かわい・きよし)さんとシェパード犬の「チャンピイ」に歩行指導を行ったのは、今からちょうど60年前の1957年夏のことでした。
チャンピイは、10年後の1967年まで河相さんのパートナーとして活躍しました。その前代未聞の活躍ぶりと、河相さん及びご家族との深い絆を収めた一連の写真が、5年前に河相さんのご自宅からまとまって見つかりました。1957年の歩行指導の様子から、最晩年のチャンピイと河相さんのツーショットまで、貴重な秘蔵写真を特別公開します。