NEXTIDEVOLUTION（ネクスタイド・エボリューション）というプロジェクトをご存知ですか？
「障害者」や「高齢者」といった枕詞を排し、「意識のバリアフリー」を伝えるプロジェクトです。
何らかのハンディがある方が自主的に社会へ出てくるという動きを様々な形で促進し、
なおかつその時に周囲の人々が何の違和感もなくそれを受け入れることが当たり前と感じる
価値観の形成を目標としています。

当会では、福祉とは「健常者が何らかのハンディがある方に手を差し伸べる事」では無く、
「人と人がお互いに助け合って生きていくこと」と捉えていますので、このプロジェクトには
強く共感しています。

そして来週、ネクスタイドによる、アイ メイトチャリティのライブが渋谷で開催されます！
e-sum records（イーサムレコーズ）というレコード会社に所属される、8組の多様な
ジャンルのアーティストによるライブです。入場料はアイ メイト（ワンワン）に引っ掛けて
100円で、この入場料の全額を当会へご寄付下さいます。
また、アイ メイト使用者にもこのライブに出かけるという方が数名いらっしゃいますので、
当日は現役のアイ メイトをご覧頂くチャンスでもあります。

日時：6月26日（木）19時から25時
場所：SECO　lounge 　ホームページはこちら→http://www.secobar.jp/
入場料：100円
出演アーティスト：Nammy、VIN SEV、Gipsy Nico、はりゅ、Tone Palette、Candles、
　　　　　　　　　　　　木下綾香、宮田

e-sum recordsのホームページでは各アーティストの視聴ができます。
http://www.universal-music.co.jp/e-sum/
そして、ネクスタイドエボリューションのホームページはこちらです。
http://www.nextide.net/

心地よい音楽を、たくさんの方々と一緒に楽しみたいと思います。

この日は、アイメイト協会に関係する催しが２つありました。
『第18回かすみがうらマラソン大会兼国際盲人マラソンかすみがうら大会』と、『第8回みなとみらい　アイメイトチャリティーコンサート』です。

8時30分、『第18回かすみがうらマラソン大会兼国際盲人マラソンかすみがうら大会』の開会式がスタート。約2万人の市民ランナーが参加し、大会史上最多の参加でした。視覚障害者と伴走者のペアも多数参加される大会です。バルセロナ五輪銀メダリスト有森裕子氏をはじめ、箱根駅伝で活躍した選手らも参加し街全体がとても盛り上がっていました。チアリーダーのパフォーマンスや、マラソンを先導する白バイ隊の紹介などが行われ、華やかな雰囲気が広がりました。市長のごあいさつ、関係者の方のお言葉や花束贈呈では参加者からの盛大な拍手。
マラソンへの参加料の一部を、盲導犬育成助成金としてお送りくださり、当会を支援してくださっています。皆様のご厚意に心より感謝しております。
来年はアイメイト協会ブースも登場する予定となっています。毎年このマラソン大会に参加される飼育奉仕の方もいらっしゃり、ブースの登場を楽しみにしてくださっています。

13時30分、横浜みなとみらいホール　大ホールではアイメイトを応援してくださる方々が『第8回みなとみらい　アイメイトチャリティーコンサート』を開催してくださいました。昨年はオカリナ宗次郎氏が演奏してくださいました。今年は、「天上の歌声」とも例えられるアンサンブルで人々を魅了する女性アカペラグループ“アンサンブルプラネタ”の皆様がご登場くださいました。大勢のアイメイト使用者もそれぞれのアイメイトと共に、毎年参加します。和やかな雰囲気の中、音楽を楽しむ素敵な時間をご来場の皆様と共有しました。コンサートの中のアイメイトコーナーも大好評でした。アイメイト使用者・繁殖奉仕・飼育奉仕・不適格犬奉仕・リタイア犬奉仕の方々と協会職員がそれぞれの犬と共に舞台上に上がりました。繁殖に始まり、それぞれの時期に関わる方々のお話を伺うことで、アイメイト候補犬の誕生からリタイアまでを追っていくという内容でした。毎年コンサートで再会を果たすという方々もいらっしゃり、コンサート前後も会場では和やかな雰囲気の中お話が弾んでいるようでした。
いつも、心をこめて準備をしてくださる皆様に、心より御礼を申し上げます。

アイメイトの候補犬は、どこで生まれるかご存知ですか？
繁殖を受け持つ奉仕家庭で産声をあげます。当会からお預けしている犬による出産。アイメイト候補犬の誕生です。
将来視覚障害者の第二の目として大切なパートナーとして活躍するアイメイトも生まれた時は、当たり前ですが小さな小さな子犬です。今年に入り、出産ラッシュがきています。沢山の子犬が生まれました。以前はジャーマン・シェパードもいましたが、現在は全てラブラドール・レトリバーです。
生後2ヶ月になった子犬は、飼育奉仕家庭（ボランティアの一般家庭）に依頼して育てて頂きます。（現在、飼育奉仕をしてくださるご家庭を募集しております。）
特別な環境ではなく、家族が一緒に暮らすあたたかい家庭で愛情をいっぱい注いで頂きます。将来アイメイトとして活躍する候補犬は、色々な世代の人間に触れたり、様々な社会生活の経験を通したりして情緒の安定した犬に育ちます。
子犬達は生後1年2ヶ月になる頃、「一人前のアイメイトになれるように」という飼育家庭の方々の応援に後押しされて、アイメイト協会に戻ってきます。
何頭もの子犬を育ててくださっているベテランの飼育奉仕家庭の方は、「1頭1頭全く性格が異なるので、今度はどんな子がくるのかいつも新鮮な気持ちで新しい家族を受け入れています」とお話してくださいました。
今日はとても暖かく、協会のそばの公園にも草花の姿が増えてきたようです。各飼育奉仕宅でも、今日は絶好のお散歩日和ではないでしょうか。
（★飼育奉仕にご関心を持たれた方は、協会までお問い合せください。メールcontact@eyemate.org又は電話03-3920-6162日曜祝祭日を除く9:00～17:00）
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