4週間にわたる歩行指導合宿の様子をレポーター・アイコがお伝えするコラムです。今回は、初めて生徒さんがアイメイトをシャワーとシャンプーで洗う練習の様子を紹介。
慣れるまでは、全身水びたし!?
合宿も4週目。いよいよ卒業まで残りわずかとなってきました。今日は、帰宅後の生活に備えて、初めて生徒さんがアイメイトをシャンプーで洗う練習の日です。
アイメイト使用者はブラッシングを毎日欠かさずに行うだけでなく、少し匂いが気になってきたとき、体が汚れてしまったときなどには、アイメイトをシャンプーできれいに洗います。頻度は季節や状況に応じても変わりますが、大体1か月に一度程度が目安なのだそう。
さっそくアイメイトと一緒に洗い場にやって来た生徒さんは、上下ともレインウエアで防水対策はバッチリ! というのも、慣れないうちは、周囲にシャワーの水を盛大に飛ばしてしまう人もいるからなんです。アイコも、今回はちょっと離れた位置からレポートすることに(笑)。
手で確認しながら、隅々まで・・・
アイメイト協会には、まるで給食室にあるような大きな洗い場の設備があります。まずは、その中に入れてから、アイメイトの耳の中に水が入らないように脱脂綿で耳栓をします。そして、シャワーの温度を確認してから、首から下をぬらしてシャンプーをしていくのです。
手で触って確認しながら、アイメイトのおしりや肉球など隅々まで丁寧に洗う生徒さん。ときどきシャワーの水がはねて、「わあっ!」と指導員と二人で驚くことも(笑)。関西出身の生徒さんが「ジェントルマンになりや~」とアイメイトに愛情たっぷりに声をかけながら洗っていましたよ。
きちんとシャンプーの泡を流したことを確認したら、アイメイトを床の上へ。ブルブルッと自分で身体を震わせて水を飛ばします。そのあとで、生徒さんがタオルで身体を拭いてあげ、仕上げにドライヤーでしっかりと乾かすのです。その間、アイメイトは神妙な面持ちで大人しくしているのですが、これって、なかなかの重労働かも・・・!
泡をしっかり落として、ちゃんと乾かさないと病気の原因にもなってしまうので、手で丁寧に確認しながら行うことが大事なんですよ
生徒さんの自宅にはアイメイト協会のような洗い場設備はないため、お風呂場などを利用して洗う人が多いそう。都内に住む生徒さんがシャンプーのためにアイメイト協会に設備を借りに来ることもあると言います。
こうしたアイメイトの定期的なシャンプーも使用者の大事な役目。だんだんと自宅で一緒に生活するための準備が整ってきました。卒業後は、シャワーで全身水びたしになりませんように!
2019年12月11日公開